Re Genesis! 第2章

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時間の測りかた

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Bill Evans のWaltz For Debbyはどんなに聴いていても疲れることがない
人生の友というような
肌なじみのいい音楽

これが最高なんだとその昔誕生日にもらった思い出の音楽でもある

jazzの師匠と紹介された隣り合わせた粋な人のおかげで
リールで録音された原盤の音源を聴かせてもらった

1961年6月25日の午後2時のstageからその日のヴィレッジバンガードの音楽が
日本の路地裏でよみがえる

背中に響く音の振動
音を身体で受け止め
じっときいている

本棚にあったNYのインテリアの本をめくりながら
ひとしれず妄想の羽を伸ばす

時折入る風に
「いい風はいったね~」と歓び

夏至にむけて伸びてきた
日の長さではかるおおまかな時間

蚊取り線香の香りから
隣の家の夕御飯の匂いへとかわり
「今夜は野菜炒めですかね」
「調理は終わりましたね」
などと落語のように
食べ物の匂いから献立を想像しては
香りをたどる
粋人たち

カウンターを挟んだ
3人のトライアングル
その鋳型がもたらす絶妙な緊張感と安らぎ

わずかな変化を静かさの中で楽しむ
いつかの時代には
当然の時間の速度が
いまは新鮮にうつる。

来年からは6月になるとこれ聴きたくなるんだととかいっている
私がいるかもしれない

姉貴分のあの人が
新緑の5月になるとシャンパンがのみたくなるといって以来
そうであるように。
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by regenesis | 2014-06-20 00:36 | 日々の出来事 | Comments(1)

テレーズラカン

学生の頃に見た伝説のTPTプロジェクト「テレーズラカン」
デヴィット・ルヴォ―と若村麻由美、堤真一の奇跡の舞台をとも熱狂した親友は
朝の連ドラ風にいうと腹心の友といえる
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鮮烈な
ファムファタル(宿命の女)を描いたこの舞台は二人の人生感に大いに影響してしまった気がする。

そんなルヴォーと若村麻由美の奇跡の組み合わせ
「昔の日々」というタイトルの舞台を見逃した。
不覚としかいいようがない。
大阪まで見に行きたい気さえしているがどうだろう。。

この情報は伝えねば、
そんな私の周波数をキャッチするのが
ここ数か月定期的に施術をうけに訪れる彼女の勘の良さ

二人の存在が引き合っているのだろう

彼女との会話は
知識と知恵と経験とを織り交ぜて
濃厚な情報のやり取りとなる

隣席でその会話を聴いたら
人生観が変わるか
まったく理解できないか

録音しておいて
文字に起こしたら
いい資料になるのではと思うほど
私は楽しすぎて仕方ないのだけど

学者と画家の娘として生れ
例えるなら
「楔形文字とC言語を通訳するような訓練をし続けたから
論理と感性をうまく橋渡しをするのが自分の役割」と自分を分析する

どんな話の流れだったかはわすれたが、
「みかちゃん
希塩酸と水酸化ナトリウムを同量混ぜると食塩水になるんだよ。」

その昔、彼女の年の離れた妹が高校の化学の授業で学んできて
その化学反応を姉のようだといったらしい。

一見普通だけど
その原材料は
取扱い危険物が絶妙に組み合わされている
複雑性と純粋性

毒は毒だと思い込んできたし
毒は薄めることしかやりようがないと思っていたわたしにとって
衝撃的な事実であり、なおかつとんでもなく救われる気さえした


どれだけの毒物もバランス次第で無害となる
中庸がどれほどこの世界に必要とされているかがわかる
なんて素晴らしい事実だろう。

酸性とアルカリ性
あなたもわたしも
じつはそんな絶妙なバランスを生きているのかもしれません。
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by regenesis | 2014-06-19 00:20 | 日々の出来事 | Comments(0)

雨あそび

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「母がこれ見ない?」と図書館でかりてきたオペラ魔笛のDVDをみせた
私はすこし前に挨拶状を毛筆で書いて楽しかったのを思い出して
雨の日の気まぐれで写経したいなあと母に写経セットをかりたところでした

うんいいね。
と魔笛を流しながらお香の薫りの中で静かな時間を和紙に向かいはじめ

ちょうどその映像が終わるのと同じころ一枚の写経を書き終えました。

お手本をなぞるだけだけど
それはいままでで一番美しくみえてとても気に入りました。

沫よりおそく
すこし前のヒントがいろんなことに応用されて
時間の重力から解放される場所があるのを探している

雨のリズムに沿う心地よさも楽しみのひとつ
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by regenesis | 2014-06-17 07:25 | 日々の出来事 | Comments(0)

時間のトンネル

梅雨のあいだの
雨遊びも充実していたけど
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このうえなく美しい満月の
月光浴をかなえてくれた
この2日間の晴天は
人間にとっての雨の恵みに等しい

最近20代の頃楽し過ぎるねと思ってしていた人との仕事をしたりして
満月の夜もくったくたになるほどだけど
充足感につつまれて
得意なことをするのってやっぱりたのしい
とよれよれで帰ったりしている

山や螺旋階段をイメージする時
360度の景色があるなかで
この景色をみたかったとか
ここが一応正面みたいな絵
があるとしたら

20代はここからの景色しっくりするねという環境にいて
30代はその夢をかなえるために必要な現実的なロジックを這って昇って
いまそうそうここ好きな景色なの
ってぱっと景色が目に飛び込んでくる感じ

実年齢と実際の自分の意識に誤差があって
なんかへんなかんじっておもってたけど
そういう標高がかわるとこつこつ歩んだ経験が
しっかり視点としてそれなりに備わってるもんだなーと
経年変化する自分を観察するのはおもしろい

そんな中でふとまわりをみわたすたび
フレッシュな輝きを放つ
新卒社員や就活をする若い人たちがいて、
魂を傷つけない選択ができますようにと願う自分がいる

きっと私も母にそうした思いで守られてきたからもあるけれど、
もしかしたらここで若者に向けてる視線は当時の自分にエネルギーとしてちゃんと伝わってて
岐路にたつ自分が受け取ってたのかもとふと思う。

過去の私と今の私は時空を超えてばちばち電波でやり取りできてるんじゃないか。
周りにいる人を通してそれを変換してキャッチしてたのかも

今も毎日のように
こうすればいいんだよ
これだよ
ぽんぽん日常に答えがまっている
それらももしや未来の自分から贈られてるメッセージかもとおもったら
ほ~。
そんな仕組みもあるかもねとわくわくしちゃう

過去 いま 未来
どこが起点でもなく
やっぱりすべて同時進行なんじゃないかなと思う。

メールのように少々のタイムラグはあっても
私という入れ物は
時間のトンネルを凌駕して
必要な知恵や情報をフィードバックして
すみずみにいきわたらせている
そんな気がする。

脳は時間をチューニングする機能をもっていて
受け取る変換機は心かな。
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by regenesis | 2014-06-16 01:57 | 日々の出来事 | Comments(0)

銀座の夜会

オートクチュールな夜会
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銀座の画廊が夜会と題してシャンパンなどを振舞いながら
華やぐ夜があると知り
その数日前に出逢った画廊の主のもとを雨の中訪ねました。

イタリアの真っ白な壁を思わせる小さな空間に
小さな作品が壁中にさらっとかけられて

美しい植物を手に取って眺めるくらいの距離で
絵の前にたつことができる

マリアカラスのように凛と女性が
ピアノの前で歌っている版画は
カンデンスキーだった

空間に据えられている椅子にすわり、
いれかわるお客さんの話に耳を傾けていると
そこにあるのがミロやシャガールだとしったり

多くの作品は
まわりの空気を
そこにとどめるように

絵とこちらは透明な額で境界線をはられているのも
独特でいい

覗き込む行為としては植物をよく見ようと虫眼鏡を媒介に覗き込むのに
すこしだけにている
そんな意図はないだろうけど

美術館以外でこんな間近で見られるなんて
ホルトハウス房子さんのチーズケーキと とぎれずそそがれる赤ワインに
もう今夜はここにいるだけでいいと判断しました。

私はいつも私の時間だけを生きてるなと思います。
それは素敵な時間ですけど
こればかりは誰にも代われません。

雨降りのオートクチュールな夜会でございました。
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by regenesis | 2014-06-12 18:05 | 日々の出来事 | Comments(0)

夢殿 yumedono

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梅雨入りとともに窓の向こうの景色ががらりとかわった、雨降りの朝
そんな日なら空いてるという理由で
母に法隆寺展に誘われました。

とある人が
平安の仏像は最高なんだよ。
まるで目の前にその像をみるように

鎌倉に入ると、仏師の解釈や名が掘られたりしてエゴが垣間見えるようになるのだけど
平安の仏像は純粋な美しさがあると
その崇高さを語ったのでした

その言葉にひかれつつも、なんとなく日々が過ぎていたころ
どこかの駅にその展示の副題が「祈りとかたち」であるとしり、
いきたいなあと思っていた折の誘いでした


先の人がその美しさに陶酔したのはきっと

毘沙門天立像と吉祥天立像

見た瞬間

なんとまあ
美しさに打たれて
何周もその周りを回ってしまうほどでした

ふくよかさといい、やわらかさの中にある
凛とした空気

どの角度にも美があり
千年も前から美しいとされ
ここにのこされてきたことの重み
にただ立ち止まるばかりでした。

若いころ映像を創る知り合いが、
ダンスは彫刻の延長なんだといった言葉を
たまに思い出します。

一瞬の美を、形に宿し、
実際には不可能な形さえあるけれど
踊りはそういうものの連続として意識しなさいというメッセージは
強烈に印象にのこるものでした。

つい先週のレッスンでも
見る人が美しいと思うラインを意識するようにと
告げられる場面も、
振り覚え悪すぎてそのまえの段階だよ。とほほ
とちぐはぐになさけなさのなかでレッスンを終えるのでした

人に合わせることには
ほんとに不器用ね~とおもいながら
せめて自分の名前だけは
ちゃんと表現しようっとたちあがるのですが。

5月の終わりに築地の本願寺を通りすがることがあり
5月が命日の花柳流の3代目の家元の朗らかさが心に思い出されていました。
20代の若き日々に学びの場を与えてもらった日々を懐かしく思い出しながら
その姿を想うとき「夢殿」の写真が浮かびます

この法隆寺展で、その夢殿が法隆寺にあることをしりました。
思いがけない点と点がつながり、なんだか不思議な安らぎを覚えました。
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この夢殿は聖徳太子が政に迷うとき沐浴し、この夢殿で眠り、
答えを得ていた場所としりました。

夢からの目覚めで道に気づかされることがある私も
なんだかとても親しみを覚え
いろんなことが雨に包まれて
優しく導かれることにありがたい気持ちになる梅雨の一幕です。
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by regenesis | 2014-06-12 18:04 | 日々の出来事 | Comments(0)

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